6時35分
6時35分。昨日よりも5分起きるのが早い。ダイニングにしいていた布団をクローゼットにしまおうとする。隣のクローゼットのある部屋に入ると、カーテンから青白い光が漏れていた。薄暗い部屋に漏れる青白い光。この時間帯だとまだ太陽ははっきりと上っていなくて薄暗い。
この前はこの時間帯でも明るかったのになー。
この前というとはっきりとは分からないけれど、そんなことを思う。だいたい一ヶ月前とかそんなくらいだ。
クローゼットに布団を入れて、洗面台へ向かう。膝下が寒い。
洗面台で歯を磨きながら、自分の肩幅以上ある鏡と向かい合う。その鏡に写った自分と向き合う。
今日はここのニキビが少し薄くなったな。
「鏡の上部」のライト”だけ”つけた状態で確認する。
洗面台には「天井のライト」と「鏡の上部に設置されたライト」の2種類がある。
「鏡の上部に設置されたライト」はイージーモード。なぜなら鏡に写った自分の顔が鮮やかに光で反射されているから。大女優が写真を撮るように顔全体が光り輝いている状態。まずはイージーモードで自分のニキビの状態を確認する。
「天井のライト」はハードモード。ポイントは「鏡の上部に設置されたライト」を消して「天井のライト」だけをつけること。自分のリアルな姿がそこには映るはず。
「よし!」
ハードモードでも今日は自分のニキビが薄くなっていると感じた。
ほんの少し。本当にほんの少し。【視覚的なことを書く。もしくは視覚的なことだけってのはない?必ず、思考や感情が入る?】【500字以上書く】